シーケンシャルミッション専用
レーシングギヤオイル
ー 80W-180  ー

 シーケンシャルミッションが最適な要件と粘度を求めたAPJオリジナルのシーケンシャル専用レーシングギヤオイルです。

APJオリジナルシーケンシャル専用ギヤオイル開発の経緯

 シーケンシャルミッションは各メーカーによってオイルの指定がありますが海外製シーケンシャルの場合、粘度は多種多様でその指定のメーカーオイルはまず日本で販売されていません。TTiシーケンシャルの指定はCastrol Axleの75W-140、KotoucはMillersの75W-140、QuaifeはFUCHSの75W-90など様々でですがこれらのオイルも販売されていません。

 一般の真鍮製シンクロや斜めで擦れ合うヘリカルギヤと違い、ドグ歯式ドグミッションやストレートカット歯のミッションの場合はドグ歯がぶつかり合うので、簡単に言うとギヤに一番過酷なデフ用ギヤオイルが適することになります。そこで一般的には75W-120や80W-140と言う粘度のギヤオイルをシーケンシャルユーザーが使用するのが通例となる訳です。

ただし1点だけ要注意なオイルがあります
それは『ショックプルーフオイル』と呼ばれるオイルです。誤解を恐れずに言いますと、ショックプルーフと言われているのになぜかショックに弱い。理由は分かりませんがこのオイルを使用するとハイパワーを受け止めるストレートカットのギア歯に虫食いが発生するのです。従って各メーカー共に使用禁止オイルになっているのでご注意ください。虫食いとは、油幕切れを起こして歯が叩かれてダメになる現象です。

APJでは、シーケンシャルユーザー様のご協力のもと調査を行い下記のような意見を元に研究してきました。
75W-120:サーキット周回、NA、冬用。ただし、連続走行でタレてくると金属音が大きくなる。
80W-140:サーキット周回、ターボ、全般用。ただし、ドリフト車両で500馬力を超える場合、やっぱり連続走行でタレてくると金属音が大きくなる。やはりドリフトはアクセルのオン・オフが激しいために周回車両よりもミッションには超過酷となります。
80W-250:超ハイパワー、ドリフト車両にはこれでは?と思うのですが、低温時にはちょっと固いとも言えます。過酷な状況でガンガン走ると安心面ではやはりこの粘度かなと感じる。

以上のように実走テストを重ね、この80W-180を製品化。
ギヤオイルは、エンジンオイル同様に使用する皆様がそれぞれの車やステージに合ったオイル、好み、実績などで選定していただければ良いと思います。
例えば、熱ダレして連続周回やハイパワー、高温時に上が物足りないなどと思ったら250を使うのもアリですし、この80W-180も選択肢の一つに加えていただければと思います。

代表性状

  • FR車用・FULL SYNTHETIC・自動車ギア用
  • 型番:APJ SGO1L80W-180
  • SAE:80W-180相当
  • API:GL-5相当
  • 粘度指数:166
  • 動粘度:251.7(40℃)・31.26(100℃)

※TTiシーケンシャル6速で1.2リットル使用します。

FR車用・FULL SYNTHETIC・自動車ギア用
80W-180 1リットル入
定価:¥4,600(税込¥5,060)

※Yahoo店ではクレカ、銀振の他paypay残高/後払いがお使いいただけます。