実際にいただいた質問を元に構成しております。
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工場併設のショップです。お客様のご注文で EWP装着しますが、業販すぐに可能ですか?
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可能です。お客様の情報(法人名(屋号)、所在地、連絡先、メアド)をお知らせいただければすぐお見積り致します。
お取引決済は、事前入金をお願いしております。
取り付けにあたりご質問あれば、車種名、チューニング要点などお聞かせください。
EWP電動ウォーターポンプについて
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リアラジ化を考えているのですが、配管やエア抜き箇所などアドバイスいただけますか?
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リアラジ化はもはやドリフト車両では鉄板とも言えます。競技車両を多く手がけておりますのでなんなりとご相談ください。
リアまでの配管はAN16サイズがお勧めです。AN20化すると逆に流速が落ちて冷えない場合があります。
整備性を考慮してキノクニのラジホースも良いですし、アルミ配管でも構いません。この辺の優劣に関してはそれぞれですがさらに詳細が必要でしたらお問い合わせください。
エア抜きの箇所はエンジン側とリアのラジエーター側に有れば十分だと思われます。真空引き工具を使えば素早く確実に行えるのでそれならばリアだけでも十分かと思います。
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FT86でサーキットも走っているのですが、EWP80で問題ないですか?
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はい。これまで数台でテストも行い、販売実績もございます。EWP80で十分サーキット走行にも大丈夫です。純正以上にクーリングが可能と好評いただいております。さらにデジタルコントローラーで制御しますとエンジン停止後の急激な温度上昇にもEWPを作動させエンジンに負担をかけません。
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製品寿命はどのくらいですか?年間1.5〜2万キロ位走行していますが、何年ごとに交換推奨はありますか?また壊れる前に何か初期症状ありますか?
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寿命については車の走行距離や使用方法で変わるので非常に難しい質問です。おおよそ3年~5年と考えれば宜しいかと思います。 壊れる前の症状としてはポンプの速度が遅くなる事によってクーリングが悪くなる事も有れば、本体から水が少し漏れて気付く場合もございます。装着の際は何らかの水温ワーニングを入れておくことを推奨いたします。万が一壊れた場合を考慮して純正ポンプと純正ベルトは保管しておく事をお勧め致します。
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冬場はどんな感じですか。暖気の時間が結構長くなったりオーバークールの対策があれば教えてください。
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EWPのキットは純正サーモスタットを撤去するので冬場にはオーバークールが発生します。
暖気時間は冬以外は問題有りませんが冬だと暖気まで少し時間が長くなります。オーバークールの対策としてはラジエーターにダンボール等で半分程覆ってご自身のクルマに合うように調整すれば水温は上がります。
サーキット走行時はナンバープレートを外すと同時にダンボールを外して走行するなどユーザー様はされています。ダンボールに関してはラジエーター後方で電動ファンとの間でOKです。前でも後ろでもつけやすい方で問題有りません。
一方で純正サーモスタットに穴を開ける方法も有ります。ですが、外したほうが冷却は良いので外す事をお勧めしています。EWPを装着する最大のメリットはエンジンのレスポンスアップと馬力アップです。これまでどのクルマも約5馬力(APJ調べ)はほぼ向上しています。クーリングに関しても低回転や止まっている時のクーリングの早さはとても優秀で早いです。
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EWP電動ウォーターポンプ ファンデジタルコントローラー(単品)を取り付ける場所がありません。専用のステーや小型ユニットなどありませんか?
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恐れ入りますが、コントローラーの位置については、ご自身で検討して設置いただくしかありません。
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スワールポットがついてますが、外した方が良いですか?また、エア抜きはエンジンかけずに出来るようになりますか?
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スワールポットは有っても構いませんが、EWPを装着するとキャビテーションが減るのでスワールポットを装着する意味が薄くなります。有っても無くても同じです。エア抜きに関してはサーモスタットを外すとクーラントの排出も注入も非常に楽になります。また、EWP本体のカプラーを外してオスカプラーを自作し、バッテリーと直接繋げば強制運転でエンジンをかける事無く簡単にクーラント注入が出来、エア抜きも瞬時に終わります。エアは全く噛まなくなります。
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24VのEWPが欲しいのですが。
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24V 仕様の電動ウォーターポンプは定番在庫しておりません。オーストラリア本社からの取り寄せとなります。
1個だけですと、不定期に発注をかけるタイミングでの輸入となります。まとめて10機以上のご注文でしたら送料輸入手数料(時価)含めてお見積り致します。本社に在庫があれば、オーダーしてから通常10日ほどで入荷します。
※国際情勢により日数や輸送費が異なるため都度確認しお知らせします。
EBP電動ブースターポンプについて
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ブラシレスのEBPブースターポンプを二輪車に取り付けたい。機械式サーモスタットを外しEWP用のデジタルコントローラーで温度管理できますか?
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EBPは多くの二輪車に装着されている実績がございます。しかしながら、EWPのデジタルコントローラー(PWM制御)での制御はできません。
理由は、ブラシレスモーターで有る事から起動電圧が高く(12V近辺)、仮にPWM制御をかけたとしても電圧の幅が無い為にスピードコントロールが出来ません。これまでのお客様は、イグニッションON/OFFで制御されています。
オーバークールをご心配されるかと思いますが、熱交換を行うラジエーターに風が当たるか電動ファンがONにならない限りは内部をクーラントが循環してもあまり熱交換はされないのでご心配はないかと存じます。
走るステージやラジエーターのサイズによって 種類がございますのでご検討ください。
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EBPを車のヒーター循環として使う理由は何ですか?
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ご存知の通りヒーターホースは最も熱が上昇するエンジンヘッドの後ろの気筒から出ており、この流れを加速させる事によってエンジン内全体の流量もその分加速され、結果的に流量増による冷却性向上が望めるということです。
EBPブースターポンプをヒーター循環で活用する事例で顕著なものは、D1(ドリフト)車両があります。高温になった走行後のエンジンを早く冷やすためにヒーターホースへこのEBPを車内から見てアウト側(引き)に割り込ませて流量を上げ、停車後スイッチオンで強制的に冷却しているのです。例えばEBP40を装着すれば、ヒーターホース20Φ内では毎分35リットル分流量が加速されます。
また、真夏のアイドリング及び渋滞時もエンジンはアイドリング回転数の為社外ポンプでも流量が少なく水温が100度を超える事が有りますが、このような状況でもこのEBPは非常に有効です。(多数の実績あり。)
リムジンなどロング車両はエアコンをかけるとオーバーヒートする悩みをこのブースターポンプで解決された事例もあります。ただし、このEBPはスピードコントロールが出来ないブラシレスモーターな為、リレーを用いた手動スイッチ式にするか、電動ファンコントローラー等を流用する必要が有ります。このEBPを使用して補助的に水流を加速させる価値はあると思います。
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“冷却系(EWP等) 質問箱”へ4件のコメント
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EWPコントローラーで設定の件
水温設定が終わりFANシンボルが出たところでエラー
が出るのですが、これはシステムが電動ファン作動を
検知していないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
念の為先にメールさせていただきました。
エラーの詳細が文章からはわかりかねるため解決には至らないと思いますが返答いたします。
水温設定が終わりファンシンボルが出るということはコントローラ自体は動いていると判断いたします。
その上で、それがEWPエラーなのか水温センサーエラーなのかわからないのですが、おそらく配線がどこかで間違っている可能性があります。コンボセットご購入の場合入っている取説の3-4ページにファンとコントローラーの配線図があります。
尚、リレーはマイナスコントロール接続になりますので合わせてご確認いただけますでしょうか。
ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
初めまして。ご質問させて頂きます。
RB26改2.8のエンジンなのですが、ウォータージャケットにセメントを
施工してありニスモポンプでは夏場の高速道路の巡航で水温が120度を
超える事があるのでEWP150の導入を検討しております。
レースユースではないのでニスモポンプとローテンプサーモを残しつつ
ロアホースに割り込ませて補助的に使用した方が良いのか、全て撤去して
EWPのみにしようか悩んでおります。 昔のタイプのコントローラーで
使っていた知人がオーバークールでしたが新しいコントローラーなら
大丈夫?なのか悩んでおります。
使用条件が一定ではないので回答が難しいとは思いますが、参考で
構いませんのでお手すきの際にご回答頂けると助かります。
書き込みありがとうございます!
詳しい車両仕様が分かりませんので頂いた情報から、限定的な内容にてお答えさせて頂きます。
風が当たる高速道路巡航で120度は危険な水温領域です。これまでのGTRへの装着実績ではIN/OUTの向きを変えられるEWP130が宜しいかと思います。
ただし、サーモスタットを残すとなると補助的にサーモのジグルピンを拡大もしくは2Φの穴を開けて流れを作らないといけません。サーモスタット自体が口径を狭めているので水温が上昇しやすい傾向にあります。外すのが冷却的に効率的が良いのですが、どうしても真冬ではヒーターの利きが悪くなるのでどちらか英断する必要が有ります。
最新のEWPコントローラーは設定温度を1度刻みで設定できるので調整が便利です。オーバークールになる場合はコントローラーの設定を出来るだけ上げて対処できますがそれでも真冬のヒーター機能の低下は否めません。どうしても室内を暖めたい場合はラジエーターをプラダン等で半分ほど覆う事で対処も可能です。その手間が嫌ならばEWP装着は推奨致しかねます。
ここで知っていただきたい事は、オーバーヒートは簡単にエンジンを壊しますがオーバークールはエンジンを壊さないと言う事です。
冷却性と真冬だけの快適性のどちらかを選ぶのはお客様次第です。
ここで別の提案があります。
EWP化する前に別の方法で冷却効率を上げる方法が有ります。
それはEBPブースターポンプを補助的に活用する事例です。ヒーターホースにこのEBPを割り込ませて流量を上げる手法です。もしEBP40を装着されたならばヒーターホース20Φ内で40リットル分加速されます。ご存知の通りヒーターホースは最もヘッドの熱が上昇する後ろの気筒から出ております。この流れを加速させる事によってエンジン内全体の流量もその分加速され、結果的に流量増による冷却性向上が望めます。
また、真夏のアイドリング及び渋滞時もエンジンはアイドリング回転数の為ニスモポンプでも流量がとても少なく(約15L程度)水温が100度を超える事が有りますが、このような状況でもこのEBPは非常に有効です。(多数の実績あり。)
ただし、このEBPはスピードコントロールが出来ないブラシレスモーターな為、リレーを用いた手動スイッチ式にするか、電動ファンコントローラー等を流用する必要が有ります。まずはこのEBPを使用して補助的に水流を加速させるのをお試しされては如何でしょうか?
もしそれでも水温が下がりきらない場合は真冬のヒーター機能が低下してでもEWP130の装着をお勧め致します。